これが 花瓶の芯になるところで
最も大切な 基礎となる部分です
中をのぞいてみると ゆがみがなく
きれいに まっすぐに
筒状に つくれています
ここで
少し 時を巻戻して つくりの工程を紹介してみます
土を 左手で締めながら 上へ 上へ と
伸ばしているところです
左の指先で しっかりと押し挽きながら
中から 木べらで整えながら 同時に 引きあげます
「切弓(きりゆみ)」で 縁をまっすぐに
切り落とします
口を 綺麗に スッキリと 仕上がりました
それから 再び
口形を 締めて 形を整えて行きます
なんとも 夫の仕事風景を ザっと 説明しておりますが
作業風景を 言葉で 表現するのは 難しいものです
つたない私の説明で ご容赦くださいませ
窓から 雨に濡れた 紫陽花が顔を出し
遠くの水田からは ゲロゲロゲロ カエルの声が聴こえてきて
それに呼応するように ろくろの音が スッー スッー
夜には カベチョロも ガラス窓に張り付いています
ふふふ・・・
夫には 心強い応援団がついてくれているようです
秋の個展に向けて
工房は ますます 活気に満ちてきました